運動会シーズンに増えるケガ 涼しい日と暑い日の差が大きい10月の落とし穴 ― 「夏は終わった」と思った時こそ注意 ―

運動会シーズンに増えるケガ|かなざわ整形外科・婦人科

こんにちは。かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

10月は運動会シーズン。朝夕は涼しくなり、「やっと運動しやすくなった」と感じる一方で、日中は意外と暑い、動くと汗ばむ、週ごとの気温差が大きいといった、体にとっては判断が難しい時期でもあります。この10月、リハビリ室では運動会前後に、「運動会の練習が始まってから痛みが出た」「本番は大丈夫だったけど、翌日から足が痛い」といった相談が増えてきます。

「夏より楽なはず」と思っていませんか?

夏休み中よりは暑くない、先生や親も「大丈夫そう」と思う、子ども本人も、つい頑張ってしまう。その結果、全力疾走・繰り返しの練習・慣れない動き(組体操・ダンスなど)が一気に増え、体の準備が追いつかないまま負荷がかかるという状況が起こりやすくなります。

10月は「疲労がリセットされていない」

9月までの時点で、子どもたちの体は、夏の暑さによる疲労と、新学期・部活再開による負荷をすでに抱えています。そこに運動会の練習が加わることで、「夏の疲れを残したまま、さらに動く」という状態になりやすいのが10月です。

涼しさが「無理」を見えにくくする

10月は、汗をかきにくい、呼吸が楽、周囲も「元気そう」に見えるため、疲れている・張りが溜まっているといったサインが、本人にも周囲にも伝わりにくくなります。その結果、痛みを我慢して続ける、少しの違和感を見逃すということが起こりやすくなります。

運動会後に出やすいサイン

運動会が終わったあと、次のような変化があれば注意が必要です。

  • 足を引きずる
  • 走り方がぎこちない
  • 「疲れた」より「痛い」が増える
  • 翌日以降も痛みが続く

これらは、「頑張りすぎた体からのサイン」かもしれません。

※症状の感じ方には個人差があります。痛みが続く場合や心配な場合は、自己判断せず一度ご相談ください。

「本番が終わったから大丈夫」ではない理由

運動会が終わると、「もう終わったし、そのうち良くなるかな」と様子を見るご家庭も多いですが、痛みが続く、同じ場所をかばっている場合は、その後の体育・部活に影響することもあります。早めに体の状態を整理しておくことで、長引かせずに済んだ、次の行事に影響が出なかったというケースも多くあります。

10月の受診・リハビリの意味

10月は、完全に休ませるより整えながら続けるという判断がしやすい時期です。今の痛みは一時的なものか、動いてよい範囲はどこまでか、休ませた方がよい動きは何かを整理することで、安心して次の活動につなげることができます。運動前後の体の調整には、当院で行っているヘルストロンを活用したコンディショニングも選択肢のひとつです。

忙しい時期だからこその通い方

10月は、学校行事・部活・仕事で忙しい時期でもあります。そのため、しっかり運動器リハビリを行う日と、忙しい日は物理療法のみで体を整える日を使い分けながら通院されるご家庭もあります。「今日は軽めに整える」という選択肢があることで、無理なくケアを続けやすくなります。

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まとめ:10月は「油断しやすい月」

10月は、涼しくなった安心感、行事が多い高揚感から、体の負担を見落としやすい月です。運動会は、子どもたちにとって大切な思い出。だからこそ、無理を残さない、痛みを我慢させないという視点で、体のケアも一緒に考えてみてください。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年10月07日