婦人科

当院の婦人科の特徴

当院は女性医師により診療を行っております。
一般婦人科検診(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん検診)に加え、おりものの異常、月経困難症(生理痛)や月経(生理)不順、子宮筋腫や内膜症、更年期障害や不妊相談、避妊や性行為感染症など、年代に応じて変化する女性特有のお悩みに、お一人お一人に応じた対応をさせていただいております。
婦人科の診察は、予約制となっております。ご来院の際は、事前にインターネット又はお電話(TEL:092-834-8742)でのご予約をお願いいたします。

対象となる主な症状、疾患

  • 更年期障害
  • 生理不順・月経などのお悩み
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 性感染症
  • おりものの異常
  • 不妊治療
  • 不正出血 など

更年期障害

更年期は、閉経前の5年間と閉経後の5年間を指します(日本での定義で、国により異なります)が、女性であればどなたでも迎えるものです。
更年期の症状は、40~80程度と多岐にわたり、個人差も大きいです。全く症状が出ない方もおられますが、身体的(ホットフラッシュや発汗、倦怠感 etc.)、もしくは精神的(不眠やいらいらetc.)な症状が、日常生活に支障が出るほど強く出られる方も多くいらっしゃいます。
ホルモン補充療法、漢方治療、プラセンタ注射、また、サプリメントや栄養(食事)指導などのアドバイスも行っております。
お気軽にご相談ください。

生理不順・月経などのお悩み

月経のお悩みの種類

月経不順(生理不順)

同じ月経(生理)不順でも、10代の方と40代の方では、原因や治療法が異なってきます。
また、同じ世代の方でも、妊娠希望の有無により、対応が異なってきます。
お一人お一人のライフプランに沿った治療法をご提案させていただいております。

月経困難症(生理痛)

月経困難症(生理痛)をおこす疾患(筋腫や内膜症など)の有無や、症状の重症度に応じて、対応が異なります。手術が必要な場合は、手術が可能な施設にご紹介させていただきます。
また、今は何も病気がなくても月経困難症(生理痛)がひどい方は、将来、子宮内膜症になりやすいことが言われていますので、適切な治療法を提案させていただきます。

月経前症候群

月経(生理)は、妊娠の準備をするために周期的にくるものですが、女性の体の中では月経(生理)周期に合わせて、ホルモンが劇的に変化しています。月経(生理)前もホルモンが急激に変化するのですが、その変化に身体が反応して、何らかの症状がでることを月経前症候群といいます。
症状としては、いらいら、怒りっぽくなるなどの精神症状や乳房痛などの乳房症状、また、むくみがひどくなる方もおられます。
女性の70-80%が月経(生理)前に何らかの変調を自覚されており、約半数が月経前症候群と診断されています。診断されたすべての方に治療が必要というわけではないですが、我慢して無理をされておられる方に治療をすると、楽になったと言われることが多いです。
お気軽にご相談ください。

子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍で、女性ホルモンの影響によって発育します。小さい物も含めると女性の70-80%がもっていると言われています。
筋腫は、不妊症や流産・早産の原因になることもありますし、月経(生理)痛をきたし、また、貧血をきたすほどの過多月経があれば、手術を考慮することがあります。
無症状の方もおられますが、月経(生理)がある間は増大することがありますので、定期的な診察をお勧めしております。

子宮内膜症

疼痛と不妊症を主徴とする慢性炎症疾患で、性成熟期女性の20%に認められますが、不妊症の方では約50%に、骨盤痛を訴えられる女性では70%に、と割合が多くなることが言われております。
ご年代に応じて手術や薬物療法を提案させていただいております。

性行為感染症

症状やご希望に応じて検査を行っております(状況によっては自費検査となることもございます)。
全ての性行為感染症に言えることですが、治療後、治癒したことがしっかりと判明するまでは、パートナー共々、性行為は控えてください。ご自分を守ることにつながります。
ご自身を大切にされてください。

おりものの異常

月経(生理)周期にあわせておりものが多くなる時期もありますが、感染症が隠れていることもございます。感染症を疑えば、検査、治療を行います。体質的におりものが多く、困っていらっしゃる方には、漢方治療や生活習慣についてもアドバイスをさせていいただいております。

不妊治療

当院では不妊の原因となる検査(ホルモン検査、卵管造影検査など)、タイミング・人工授精までを行っております。高度生殖補助医療(ART:体外・顕微授精)は行っておりませんが、生殖医療専門医としての知識と経験から、必要と判断した場合は、早目に高度生殖補助医療(ART:体外・顕微授精)を行っている施設に紹介させていただくこともございます。
保険診療になったとはいえ、高度生殖補助医療(ART:体外・顕微授精)は高額な治療です。高度生殖補助医療(ART:体外・顕微授精)を行っても、卵子の質がよくないと、なかなか結果が伴いません。少しでも、妊娠率があがるように、食生活指導や、ビタミン剤、漢方治療などのアドバイスをさせていただいております。

不正出血

年代に応じて、原因となる疾患が異なってきますが、一番怖いのは、がんが隠れていることです。特に閉経周期の方は、ホルモンバランスが崩れやすく不正出血が起こりやすいですが、同時に子宮体癌の好発年齢でもあります。
頻回に続くようであれば、検査されることをお勧めします。