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疲労が抜けない人に多い 「回復の勘違い」 ― 休んでいるのに戻らない理由 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

5月は、運動量が増え、体も動くようになってくる一方で、こんな相談が増えてきます。

「しっかり休んでいるはずなのに、疲れが残る」
「走れるけど、調子が上がらない」 
「以前より回復が遅くなった気がする」

この状態、「休めていない」のではなく、「回復の仕方が合っていない」ことが多くあります。

よくある具体例

「休んでいるのに、ずっと重い」

例えば、こんなケースです。

  • ・平日は仕事で忙しい
  • ・週末にまとめて運動する
  • ・平日は「休養」のつもりで何もしていない

本人としては、「ちゃんと休んでいる」「睡眠も取れている」と感じています。

しかし実際には、

  • ・体の緊張が抜けきっていない
  • ・動きの癖がリセットされていない
  • ・疲労が“残ったまま積み上がっている”

という状態になっていることがあります。

回復=何もしない、ではありません

回復というと、完全休養、何もしない。をイメージされがちですが、
実際には

・体を整える

  • ・血流を促す
  • ・緊張をリセットする

といった要素も非常に重要です。

特に、忙しくてリハビリの時間が取りにくい方ほど、
回復の質が落ちやすくなります。

リハビリで整理できること

リハビリでは、

  • ・今の疲労の原因がどこにあるか
  • ・使いすぎている部位
  • ・回復を妨げている動き

を確認します。

「走りすぎ」「年齢」の一言で片づけず、体の状態を一度リセットすることで、回復スピードが変わることも少なくありません。

仕事や生活の都合で、定期的な運動器リハビリ通院が難しい、毎回しっかり時間を取れない、という方もいらっしゃいます。

そのような場合でも、体の回復を目的として、物理療法のみでの通院をお勧めするケースもあります。

「何もしない」よりも、今の状態に合った形で整えることが、結果的に疲労を溜めにくくします。

まとめ:疲労は“年齢”ではなく“サイン”

疲労が抜けない状態は、「もう若くないから」ではなく、

「今の体に合った回復ができていない」

というサインであることが多くあります。

一度体の状態を整理することで、その後の運動がずっと楽になるケースも少なくありません。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年05月13日
大会前に痛みが出たとき 休ませる?続けさせる?

― 保護者が一番悩むタイミングでの考え方 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

5月は、公式戦、大会、練習試合

などが本格化する時期です。

この時期、保護者の方から特に多くなる相談があります。

「大会前なのに、痛いと言い出して…」
「ここで休ませていいのか分からなくて」

5月は“判断を誤ると長引きやすい月”でもあります。

よくある具体例

「大会が近くて、無理をさせてしまった」

例えば、こんなケースがあります。

  • 練習量が増えている
  • 少し痛いが、本人は「出たい」と言う
  • 保護者も迷いながら練習を続けさせた

結果として、大会後に痛みが悪化、数週間〜数か月離脱

  • 「あの時、確認していれば…」

という流れになることも少なくありません。

大会前は「痛みが出やすい条件」がそろう

5月は、

・練習強度の上昇

  • ・試合による疲労の蓄積
  • ・緊張やプレッシャー

が重なり、体にかかる負担が一気に増える時期です。

成長期の体では、この負担が痛みとして表に出やすくなります。

休ませる=悪、ではありません

保護者の方が一番つらいのは、

「ここで休ませたら、チャンスを失うのでは」

という不安です。

しかし実際には、一度状態を確認したことで

  • ・完全に止めずに済んだ
  • ・出られる形で大会に臨めた

というケースも多くあります。

受診・リハビリで整理できること

この段階で体の状態を確認すると、今の痛みが、

・続けてもよいものか

  • ・控えた方がよい動作は何か
  • ・大会に向けてできる準備

を整理できます。

結果として、「何を気をつければいいか分かりました」
「判断材料ができて安心しました」という声をよくいただきます。

 

 

まとめ:大会前こそ「一度立ち止まる」

大会前に出た痛みは、「今だけ我慢すればいい」ではなく、

「この先も続けられるか」という視点で考えてみてください。

一度整理することで、その後の選択がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年05月06日
成長期の体は大人と何が違うのか― 「若いから治る」が通用しない理由 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

保護者の方から、よくこんな言葉を聞きます。

「若いから、少し休めば治ると思っていました」
「体力はあるので、大丈夫かなと…」

確かに、成長期のお子さんは回復力が高く、多少の疲労や痛みでも動けてしまうことが多いです。
しかし実はここに、成長期特有の落とし穴があります。


よくある具体例

「休めば治ると思っていたのに、長引いてしまった」

例えば、こんなケースです。

練習後に膝やかかとが痛いと言う

  • 数日休むと楽になる
  • 再開すると、また同じ場所が痛む

保護者としては、「成長痛かな」「疲れがたまっているだけかも」と考え、様子を見続けます。

ところが数か月後、

・痛みが取れなくなった

  • ・別の部位まで痛くなった
  • ・思うように動けなくなった

という状態で受診されることも少なくありません。


成長期の体で起きていること

成長期の体では、

・骨の成長が筋肉より先に進む

  • ・筋肉や腱の柔軟性が追いつきにくくなる
  • ・動きのコントロールがまだ未熟

といった特徴があります。

そのため、同じ練習量・同じ動作でも、大人より負担が集中しやすいのです。

「体力がある」「走れている」という事実と、体が無理をしていないかどうかは、別問題になります。


なぜ成長期はケガが長引きやすいのか

成長期のケガが長引きやすい理由の一つは、痛みを我慢できてしまうことです。

  • ・動けてしまう
  • ・周囲からも「大丈夫そう」に見える
  • ・本人も「これくらいなら」と思ってしまう

結果として、

  • ・負担がかかり続ける
  • ・動きの癖が固定される
  • ・回復までに時間がかかる

という悪循環に入りやすくなります。

リハビリで大切にしている視点

リハビリでは、「どこが痛いか」だけでなく、

  • どんな動きで負担がかかっているか?左右差が出ていないか?疲れてくるとフォームがどう変わるか?

といった点を確認します。

成長期では特に、痛みが出ていない部分に原因があることも多く、
全身の動きを見ることが重要になります。

受診・リハビリは「止めるため」ではありません

本人・保護者の方が心配されるのが、「病院に行ったら、休ませることになるのでは…」という点です。

しかし実際には、

・続けられる練習

  • ・一時的に控えた方がよい動き
  • ・今の成長段階に合ったリハビリ
  • ・柔軟性の獲得

結果として、「完全に休ませずに済んだ」「悪化する前に対応できた」

ということも少なくありません。


「今」を守ることが、「先」を守ることにつながる

成長期は、体が大きく変わる大切な時期です。

この時期に無理を重ねてしまうと、

  • ・ケガを繰り返す
  • ・スポーツへの不安が強くなる

といった影響が残ることもあります。

一方で、早めに体の状態を確認し、必要なリハビリを行うことで、

  • ・安心して続けられる
  • ・将来のケガ予防につながる

というメリットもあります。


まとめ:「若いから大丈夫」は判断材料にならない

成長期の体は、「若いから治る」だけで判断できるほど単純ではありません。

  • 動けているけれど、負担がかかっていないか?
  • 同じ痛みを繰り返していないか?

この視点を持つことが大切です。

迷った時は、一度受診・リハビリを行い体の状態を整理するだけでも、
その後の判断がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月29日
ついに人類がマラソン2時間の壁を突破

ついにマラソン界で歴史が動きました。

ロンドン・マラソンで男子のサウェ(ケニア)選手が1時間59分30秒の世界新記録を樹立。従来の記録を1分5秒更新し、公認レースで人類初の2時間切りを達成しました。

長年「不可能」とされてきた2時間の壁。



それがついに公式レースで破られただけでなく、

2位の選手もサブ2を達成

という、驚くべき結果となりました。

2019年、エリウド・キプチョゲが人類初の2時間切りを達成した時、それは「特別な条件下での記録」とされていました。

しかし今回の結果は違います。

👉 通常のレース環境でもサブ2が現実になった

しかも複数人が到達したことで、

👉 “人類の限界が更新された”のではなく

“到達可能な領域が一気に広がった”

と考えるべきでしょう。

では、この記録は何がすごいのでしょうか?

単純に「速い」という話ではありません。

  • 前半ハーフ:1:00:29
  • 後半ハーフ:59:01

ネガティブスプリットでサブ2

これ、意味分かりますか?

👉「後半の方が速い」

今回のポイントは、“後半の方が速い”という走り(ネガティブスプリット)です。

通常、マラソンは30km以降で失速する競技です。

しかしトップ選手は、

・前半で無理をしない

・エネルギーを温存する

・最後までフォームを崩さない

ことで、後半にペースを上げています。

 

私自身もネガティブスプリットでいきたいと過去チャレンジしてきましたが、後半上げていくのはとても難しい。ついつい、前半ペースを上げてしまい、35km以降足が残っていない。

マラソンを走るうえで、難しいネガティブスプリットを、とんでもないペースで達成しているのです。

しかも、今回は、同時にサブ2達成が同時に2人。

安西先生の言葉を借りれば「それも………2人同時にだ」状態です。

 

人類の限界は、果たしてどこまでなのか?とても興味深いところです。

👉 通常のレース環境でもサブ2が現実になった

しかも複数人が到達したことで、

👉 “人類の限界が更新された”のではなく

“到達可能な領域が一気に広がった”
と考えるべきでしょう。

マラソンにおける記録は、

・コース

・シューズ

・ペースメーカー

・トレーニング科学

といった複数の要素が組み合わさって決まります。

① コース(環境設計)

高低差が少なく、風の影響が少ないコースでは

エネルギー消費が大きく変わります。

→ 同じ能力でも記録が数分単位で変わることもあります

② シューズ(技術革新)

近年の厚底+カーボンプレート搭載シューズは

エネルギー効率を大きく改善しています。

単なる「軽さ」ではなく、

👉 “推進力を補助する装置”

に進化しています。

③ ペースメーカー(集団戦略)

風除けやペース維持により、

選手はエネルギー消費を抑えながら走ることができます。

今回のようにハイレベルな集団では、

👉 “一人で戦っていない”ことが記録更新につながる

④ トレーニング科学

・乳酸コントロール

・高地トレーニング

・栄養戦略

これらの進化により、

👉 「最後まで崩れない走り」が可能になっている

ということだと思います。今後、才能と、技術、トレーニング科学の融合がどこまで人類の記録を伸ばしてくれるのか楽しみです。個人的には心理的な2時間の壁が壊れたことで、一気に記録更新ラッシュがあるのではないかと考えています。

トップ選手とはくらべものにはなりませんが、マラソンという競技は、年齢が上がっても自己ベストを更新できる競技と思っています。私も50過ぎまでは、自己ベスト更新をできると考えていますので、励みにして頑張っていこうと思いました。市民ランナーの皆さんも頑張っていきましょう。

ケガや痛みが出たときは、当院にご相談を!

2026年04月28日
環境の変化で出やすい体の不調 4月に「なんとなくつらい」と感じたら ― 無理を続けないための考え方 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は、生活リズムの変化、家庭・仕事の役割の変化が重なりやすい時期です。

女性の方から、「疲れが抜けない」「肩や腰が重い」といった相談が増えてきます。


よくある具体例

「忙しいだけだと思っていたら、ずっと不調だった」

  • ・4月から生活が変わった
  • ・体が常に緊張している
  • ・休んでもスッキリしない

この状態が続くと、不調が慢性化しやすくなります。

体は変化についていけていないことも

  • ・自律神経の乱れ
  • ・呼吸の浅さ
  • ・姿勢の崩れ

が重なることで、不調として表に出てくることがあります。

 

 


リハビリでできること

  • 体の緊張を確認する
  • 動きや姿勢を整える
  • 今の状態に合ったケアを指導する

「我慢する」以外の選択肢があることで、
体も気持ちも楽になる方が多くいます。


まとめ

4月の不調は、
「頑張りすぎているサイン」かもしれません。

早めに体を整えることで、その後の毎日がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月22日
ヘルストロンは自律神経に効く?整形外科医がわかりやすく解説

「ヘルストロンは自律神経に効きますか?」最近特に多い質問です。

  • ・なんとなく体調が悪い
  • ・疲れが取れない
  • ・眠りが浅い
  • ・頭痛やめまいがある

こうした症状の背景には、自律神経の乱れが関係していることがあります。

今回は

・自律神経とは何か

・ヘルストロンとの関係

・どんな人に向いているか

を医療機関の視点から解説します。


 

自律神経とは

自律神経は、その名前の通り、体が自律的に働く神経です。

自律神経は私たちの意思とは関係なく、呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために24時間365日、休むことなく働き続けています。

自律神経は

  • 交感神経(活動モード)
  • 副交感神経(リラックスモード)

からなり、体のバランスを保っています。

このバランスが崩れると

  • ・不眠
  • ・倦怠感
  • ・頭痛
  • ・めまい

など、さまざまな症状が出ることがあります。


自律神経の状態をセルフチェック!

  • ☐すぐ疲れる

☐やる気が出ない

  • ☐頭痛を起こすことがある
  • ☐気分が滅入りがち
  • ☐肩がこる
  • ☐理由もなくイライラする
  • ☐腰痛がある
  • ☐集中できない
  • ☐便秘や下痢ぎみ
  • ☐緊張しやすく、ストレスを受けやすい
  • ☐肌があれる
  • ☐よく眠れない
  • ☐手足が冷たい
  • ☐いくら寝ても疲れがとれない
  • ☐よく風邪をひく
  • ☐朝すっきり起きられない
  • ※これらは自律神経の乱れによって起こる代表的な症状です。あてはまる項目があれば、自律神経が乱れている可能性があります。
  • あてはまる数が多いほど自律神経の乱れが大きいといえます。

 

ヘルストロンと自律神経の関係

ヘルストロンは、高電圧電界を利用した治療機器で、血流改善などが期待されます。

当院で使用しているのは、医療用(最大30000ボルト)です。

自律神経に対して「直接作用する」と断定することはできませんが、

  • ・血流が改善する
  • ・体が温まる
  • ・リラックスしやすくなる

といった変化を通じて、結果的に自律神経のバランスに影響する可能性が考えられます。


 

どんな症状の方が利用している?

 

実際の診療では、次のような方が利用されています。

・なんとなく体調が悪い

検査では大きな異常がないものの、だるい、疲れやすいといった症状が続くケースです。

・不眠・寝つきが悪い

リラックスしにくい状態では

眠りに影響が出ることがあります。

・頭痛やめまい

自律神経のバランスが崩れると、こうした症状が出ることがあります。

・冷えやすい・血流が悪い

血流低下は自律神経の乱れとも関係します。

 

効果の感じ方

ヘルストロンは、1回でリラックス感を感じる方や数回で変化を感じる方など個人差があります。

慢性的な症状の場合は、継続して利用されるケースが多いです。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく

医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに座って

午後の診療に備えることもあります。

リラックスしやすく、

短時間で利用できる点が特徴です。


 

当院での利用について

当院では、医療用ヘルストロンを4台設置しており、1回の利用時間は約15分です。

保険診療の物理療法として、再診の方は3割負担で300円程度で利用できます。


 

まとめ

ヘルストロンは

  • 血流改善を目的とした治療
  • リラックスしやすい環境を作る
  • 自律神経に間接的に影響する可能性

といった特徴があります。

なんとなく体調が優れない方は、

一度ご相談ください。

2026年04月17日
歩く量が増える春に気をつけたい ~膝・腰の違和感 「動き出し」が一番大切な理由 ~

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は暖かくなり、外出や散歩の機会が増える方が多くなります。

その時期に増えるのが、

「歩き始めに膝が痛い」
「腰が重だるくなる」

といった相談です。


よくある具体例

「動けるようになった途端に違和感が出た」

  • 冬はあまり外に出ていなかった
  • 春になり急に歩く距離が増えた
  • 数週間で膝や腰に違和感が出てきた

これは、体がまだ“冬の状態”のままであることが原因の一つです。

春は関節に負担がかかりやすい

  • ・筋力低下
  • ・関節の硬さ
  • ・バランス能力の低下

が残った状態で動き出すと、関節への負担が一気に増えます。


リハビリで確認すること

  • ・立ち上がり動作
  • ・歩き方
  • ・姿勢や重心の位置

これらを確認することで、今の体に合った動き方が見えてきます。

早めに整えるメリット

違和感の段階で整えておくと、

  • ・痛みを防げる
  • ・外出への不安が減る
  • ・動く習慣を続けやすい

という良い循環が生まれます。

 


まとめ

春の違和感は、体からの「準備が必要」というサインです。

安心して動き続けるために、一度体の状態を確認することには大きな意味があります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月15日
ヘルストロンはいつ効果が出る?何回で実感できる?

「ヘルストロンって何回くらいで効果が出ますか?」

初めて利用される患者さんから、よくいただく質問です。

ヘルストロンは血流改善を目的とした電位治療ですが、

薬のように「1回で劇的に効く」というタイプの治療ではありません。

今回は

・効果を感じるまでの回数

・どれくらい通えばよいか

・効果が出やすい人の特徴

について医療機関の視点から解説します。

 


 

 

ヘルストロンとは

ヘルストロンは高電圧電界を利用した治療機器です。

体全体が電界の中に入ることで、血流改善などが期待されます。

当院では

医療用(最大30000ボルト)の機器を使用しています。

 


 

 

何回で効果を感じる?

結論から言うと、1回で変化を感じる方もいれば、数回で徐々に変わる方もいます。

これは症状や体の状態によって異なります。


 

よくあるパターン

 

実際の診療では、次のようなケースが多いです。

① 1回で「なんとなく楽」

  • ・体が軽くなる
  • ・温かく感じる
  • ・リラックスする

といった変化を感じる方もいます。ヘルストロンを利用した日はよく眠れたという声は良く聞きます。

 

② 3〜5回で変化を実感

  • ・肩こりが軽くなる
  • ・頭痛が減る
  • ・眠りやすくなる

などの変化を感じる方が多いゾーンです。

 

③ 継続で安定する

  • ・調子が良い状態が続く
  • ・症状が出にくくなる

という形で、体調管理として利用される方もいます。


 

なぜ継続が必要?

ヘルストロンは

血流や体のバランスに働きかける治療です。

そのため、慢性的な症状や長期間続いている肩こりの場合は

ある程度の継続が必要になることが多いです。

 


 

 

効果を感じやすい人

次のような方は変化を感じやすい傾向があります。

  • ・慢性的な肩こり
  • ・血流が悪い
  • ・冷えやすい
  • ・疲れやすい

逆に

  • ・急性の強い痛み
  • ・外傷

などの場合は、別の治療が優先されます。


 

当院での利用目安

当院では

  • 初期:週2〜3回
  • 安定後:週1〜2回

で利用される方が多いです。中には毎日利用される方もおられます。1回の利用時間は、約15分程度です。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく、医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに座って、午後の診療に備えたりしています。短時間で利用できるため、継続しやすい治療機器です。


 

当院での利用について

当院ではヘルストロンを4台設置しています。

保険診療の物理療法として再診の方は、3割負担で300円程度で利用可能です。

時間帯によっては、すべて使用中になることもあります。


 

まとめ

ヘルストロンは

  • ・1回で変化を感じる方もいる
  • ・3〜5回で実感するケースが多い
  • ・継続で安定する

という特徴があります。

慢性的な肩こりや体調不良が気になる方は、お気軽にご相談ください。

2026年04月13日
ヘルストロンと電気治療の違いは?整形外科医がわかりやすく解説

「ヘルストロンと電気治療って何が違うんですか?」

整形外科でよくいただく質問の一つです。

リハビリ室には

  • 電気治療(低周波・干渉波)
  • ヘルストロン

など、似たように見える機械があります。

しかし実際には、作用の仕組みが大きく異なります。

今回は

・電気治療とは何か

・ヘルストロンとの違い

・どちらが向いているのか

を医療機関の視点から解説します。

 


 

 

電気治療とは?

 

一般的に「電気治療」と呼ばれるものは

  • 低周波治療
  • 干渉波治療

などを指します。

これらは、電極を体に貼り、筋肉や神経に直接刺激を与える治療です。

特徴としては

  • ・ピリピリとした刺激がある
  • ・筋肉を動かす作用がある
  • ・痛みの軽減を目的とする

主に

  • ・腰痛
  • ・首の痛み
  • ・筋肉の張り

などに使用されます。


 

ヘルストロンとは?

 

ヘルストロンは、電位治療(高電圧電界治療)と呼ばれる治療です。

椅子に座ることで体全体が電界に包まれ、全身に作用するのが特徴です。イメージとしては電気をまとうようなイメージですね。

個人的には、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人がまとっているオーラみたいなものと考えています(笑)。

当院で使用しているのは、医療用(最大30000ボルト)の機器です。


 

ヘルストロンと電気治療の違い

わかりやすくまとめると次の通りです。

電気治療

  • ・局所に作用(貼った場所)
  • ・筋肉や神経に直接刺激
  • ・即効性を感じやすい

ヘルストロン

  • ・全身に作用
  • ・血流改善を目的
  • ・刺激がほとんどない

 

どちらがいいのか?

 

結論としては、症状によって使い分けます。

電気治療が向いているケース

  • ・痛みが強い
  • ・特定の部位がつらい
  • ・急性期の症状

ヘルストロンが向いているケース

  • ・慢性的な肩こり
  • ・頭痛
  • ・冷え
  • ・体調管理

 

実際の使い分け(当院)

当院では

  • 電気治療
  • ヘルストロン

組み合わせて使用することもあります。

例えば

  • 電気治療 → 痛みを和らげる
  • ヘルストロン → 血流改善

というように役割を分けて使うケースもあります。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく

医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに15〜20分程度座って

午後の診療に備えることもあります。

刺激が少なく、短時間で利用できるため

体調管理として取り入れやすいのが特徴です。


 

当院での利用について

当院ではヘルストロンを4台設置しています。

1回の利用時間は約15分程度です。

保険診療の物理療法として再診の方は、3割負担で300円程度で利用できます。


 

まとめ

ヘルストロンと電気治療は、似ているようで全く違う治療です。

  • 電気治療 → 局所の痛み
  • ヘルストロン → 全身の血流

症状によって使い分けることで、より効果的な治療につながります。

気になる方は診察時にご相談ください。

2026年04月11日
子宮内膜症の治験のご案内

子宮内膜症による痛みにお悩みの方へ

子宮内膜症の患者様を対象とした治験を行なっております。詳細は以下のポスターをご覧ください。

子宮内膜症治験募集ポスター

 

お問い合わせフォームはこちら↓

子宮内膜症治験★お問合せフォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfaF1WUcMOEaB2OcJyrIK1fEngTQ1frk5-3qa8_Ch7EmU2X9w/viewform

2026年04月09日