整形外科BLOG
大会前に痛みが出たとき 休ませる?続けさせる?

― 保護者が一番悩むタイミングでの考え方 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

5月は、公式戦、大会、練習試合

などが本格化する時期です。

この時期、保護者の方から特に多くなる相談があります。

「大会前なのに、痛いと言い出して…」
「ここで休ませていいのか分からなくて」

5月は“判断を誤ると長引きやすい月”でもあります。

よくある具体例

「大会が近くて、無理をさせてしまった」

例えば、こんなケースがあります。

  • 練習量が増えている
  • 少し痛いが、本人は「出たい」と言う
  • 保護者も迷いながら練習を続けさせた

結果として、大会後に痛みが悪化、数週間〜数か月離脱

  • 「あの時、確認していれば…」

という流れになることも少なくありません。

大会前は「痛みが出やすい条件」がそろう

5月は、

・練習強度の上昇

  • ・試合による疲労の蓄積
  • ・緊張やプレッシャー

が重なり、体にかかる負担が一気に増える時期です。

成長期の体では、この負担が痛みとして表に出やすくなります。

休ませる=悪、ではありません

保護者の方が一番つらいのは、

「ここで休ませたら、チャンスを失うのでは」

という不安です。

しかし実際には、一度状態を確認したことで

  • ・完全に止めずに済んだ
  • ・出られる形で大会に臨めた

というケースも多くあります。

受診・リハビリで整理できること

この段階で体の状態を確認すると、今の痛みが、

・続けてもよいものか

  • ・控えた方がよい動作は何か
  • ・大会に向けてできる準備

を整理できます。

結果として、「何を気をつければいいか分かりました」
「判断材料ができて安心しました」という声をよくいただきます。

 

 

まとめ:大会前こそ「一度立ち止まる」

大会前に出た痛みは、「今だけ我慢すればいい」ではなく、

「この先も続けられるか」という視点で考えてみてください。

一度整理することで、その後の選択がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年05月06日
成長期の体は大人と何が違うのか― 「若いから治る」が通用しない理由 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

保護者の方から、よくこんな言葉を聞きます。

「若いから、少し休めば治ると思っていました」
「体力はあるので、大丈夫かなと…」

確かに、成長期のお子さんは回復力が高く、多少の疲労や痛みでも動けてしまうことが多いです。
しかし実はここに、成長期特有の落とし穴があります。


よくある具体例

「休めば治ると思っていたのに、長引いてしまった」

例えば、こんなケースです。

練習後に膝やかかとが痛いと言う

  • 数日休むと楽になる
  • 再開すると、また同じ場所が痛む

保護者としては、「成長痛かな」「疲れがたまっているだけかも」と考え、様子を見続けます。

ところが数か月後、

・痛みが取れなくなった

  • ・別の部位まで痛くなった
  • ・思うように動けなくなった

という状態で受診されることも少なくありません。


成長期の体で起きていること

成長期の体では、

・骨の成長が筋肉より先に進む

  • ・筋肉や腱の柔軟性が追いつきにくくなる
  • ・動きのコントロールがまだ未熟

といった特徴があります。

そのため、同じ練習量・同じ動作でも、大人より負担が集中しやすいのです。

「体力がある」「走れている」という事実と、体が無理をしていないかどうかは、別問題になります。


なぜ成長期はケガが長引きやすいのか

成長期のケガが長引きやすい理由の一つは、痛みを我慢できてしまうことです。

  • ・動けてしまう
  • ・周囲からも「大丈夫そう」に見える
  • ・本人も「これくらいなら」と思ってしまう

結果として、

  • ・負担がかかり続ける
  • ・動きの癖が固定される
  • ・回復までに時間がかかる

という悪循環に入りやすくなります。

リハビリで大切にしている視点

リハビリでは、「どこが痛いか」だけでなく、

  • どんな動きで負担がかかっているか?左右差が出ていないか?疲れてくるとフォームがどう変わるか?

といった点を確認します。

成長期では特に、痛みが出ていない部分に原因があることも多く、
全身の動きを見ることが重要になります。

受診・リハビリは「止めるため」ではありません

本人・保護者の方が心配されるのが、「病院に行ったら、休ませることになるのでは…」という点です。

しかし実際には、

・続けられる練習

  • ・一時的に控えた方がよい動き
  • ・今の成長段階に合ったリハビリ
  • ・柔軟性の獲得

結果として、「完全に休ませずに済んだ」「悪化する前に対応できた」

ということも少なくありません。


「今」を守ることが、「先」を守ることにつながる

成長期は、体が大きく変わる大切な時期です。

この時期に無理を重ねてしまうと、

  • ・ケガを繰り返す
  • ・スポーツへの不安が強くなる

といった影響が残ることもあります。

一方で、早めに体の状態を確認し、必要なリハビリを行うことで、

  • ・安心して続けられる
  • ・将来のケガ予防につながる

というメリットもあります。


まとめ:「若いから大丈夫」は判断材料にならない

成長期の体は、「若いから治る」だけで判断できるほど単純ではありません。

  • 動けているけれど、負担がかかっていないか?
  • 同じ痛みを繰り返していないか?

この視点を持つことが大切です。

迷った時は、一度受診・リハビリを行い体の状態を整理するだけでも、
その後の判断がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月29日
環境の変化で出やすい体の不調 4月に「なんとなくつらい」と感じたら ― 無理を続けないための考え方 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は、生活リズムの変化、家庭・仕事の役割の変化が重なりやすい時期です。

女性の方から、「疲れが抜けない」「肩や腰が重い」といった相談が増えてきます。


よくある具体例

「忙しいだけだと思っていたら、ずっと不調だった」

  • ・4月から生活が変わった
  • ・体が常に緊張している
  • ・休んでもスッキリしない

この状態が続くと、不調が慢性化しやすくなります。

体は変化についていけていないことも

  • ・自律神経の乱れ
  • ・呼吸の浅さ
  • ・姿勢の崩れ

が重なることで、不調として表に出てくることがあります。

 

 


リハビリでできること

  • 体の緊張を確認する
  • 動きや姿勢を整える
  • 今の状態に合ったケアを指導する

「我慢する」以外の選択肢があることで、
体も気持ちも楽になる方が多くいます。


まとめ

4月の不調は、
「頑張りすぎているサイン」かもしれません。

早めに体を整えることで、その後の毎日がずっと楽になります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月22日
ヘルストロンは自律神経に効く?整形外科医がわかりやすく解説

「ヘルストロンは自律神経に効きますか?」最近特に多い質問です。

  • ・なんとなく体調が悪い
  • ・疲れが取れない
  • ・眠りが浅い
  • ・頭痛やめまいがある

こうした症状の背景には、自律神経の乱れが関係していることがあります。

今回は

・自律神経とは何か

・ヘルストロンとの関係

・どんな人に向いているか

を医療機関の視点から解説します。


 

自律神経とは

自律神経は、その名前の通り、体が自律的に働く神経です。

自律神経は私たちの意思とは関係なく、呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために24時間365日、休むことなく働き続けています。

自律神経は

  • 交感神経(活動モード)
  • 副交感神経(リラックスモード)

からなり、体のバランスを保っています。

このバランスが崩れると

  • ・不眠
  • ・倦怠感
  • ・頭痛
  • ・めまい

など、さまざまな症状が出ることがあります。


自律神経の状態をセルフチェック!

  • ☐すぐ疲れる

☐やる気が出ない

  • ☐頭痛を起こすことがある
  • ☐気分が滅入りがち
  • ☐肩がこる
  • ☐理由もなくイライラする
  • ☐腰痛がある
  • ☐集中できない
  • ☐便秘や下痢ぎみ
  • ☐緊張しやすく、ストレスを受けやすい
  • ☐肌があれる
  • ☐よく眠れない
  • ☐手足が冷たい
  • ☐いくら寝ても疲れがとれない
  • ☐よく風邪をひく
  • ☐朝すっきり起きられない
  • ※これらは自律神経の乱れによって起こる代表的な症状です。あてはまる項目があれば、自律神経が乱れている可能性があります。
  • あてはまる数が多いほど自律神経の乱れが大きいといえます。

 

ヘルストロンと自律神経の関係

ヘルストロンは、高電圧電界を利用した治療機器で、血流改善などが期待されます。

当院で使用しているのは、医療用(最大30000ボルト)です。

自律神経に対して「直接作用する」と断定することはできませんが、

  • ・血流が改善する
  • ・体が温まる
  • ・リラックスしやすくなる

といった変化を通じて、結果的に自律神経のバランスに影響する可能性が考えられます。


 

どんな症状の方が利用している?

 

実際の診療では、次のような方が利用されています。

・なんとなく体調が悪い

検査では大きな異常がないものの、だるい、疲れやすいといった症状が続くケースです。

・不眠・寝つきが悪い

リラックスしにくい状態では

眠りに影響が出ることがあります。

・頭痛やめまい

自律神経のバランスが崩れると、こうした症状が出ることがあります。

・冷えやすい・血流が悪い

血流低下は自律神経の乱れとも関係します。

 

効果の感じ方

ヘルストロンは、1回でリラックス感を感じる方や数回で変化を感じる方など個人差があります。

慢性的な症状の場合は、継続して利用されるケースが多いです。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく

医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに座って

午後の診療に備えることもあります。

リラックスしやすく、

短時間で利用できる点が特徴です。


 

当院での利用について

当院では、医療用ヘルストロンを4台設置しており、1回の利用時間は約15分です。

保険診療の物理療法として、再診の方は3割負担で300円程度で利用できます。


 

まとめ

ヘルストロンは

  • 血流改善を目的とした治療
  • リラックスしやすい環境を作る
  • 自律神経に間接的に影響する可能性

といった特徴があります。

なんとなく体調が優れない方は、

一度ご相談ください。

2026年04月17日
歩く量が増える春に気をつけたい ~膝・腰の違和感 「動き出し」が一番大切な理由 ~

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は暖かくなり、外出や散歩の機会が増える方が多くなります。

その時期に増えるのが、

「歩き始めに膝が痛い」
「腰が重だるくなる」

といった相談です。


よくある具体例

「動けるようになった途端に違和感が出た」

  • 冬はあまり外に出ていなかった
  • 春になり急に歩く距離が増えた
  • 数週間で膝や腰に違和感が出てきた

これは、体がまだ“冬の状態”のままであることが原因の一つです。

春は関節に負担がかかりやすい

  • ・筋力低下
  • ・関節の硬さ
  • ・バランス能力の低下

が残った状態で動き出すと、関節への負担が一気に増えます。


リハビリで確認すること

  • ・立ち上がり動作
  • ・歩き方
  • ・姿勢や重心の位置

これらを確認することで、今の体に合った動き方が見えてきます。

早めに整えるメリット

違和感の段階で整えておくと、

  • ・痛みを防げる
  • ・外出への不安が減る
  • ・動く習慣を続けやすい

という良い循環が生まれます。

 


まとめ

春の違和感は、体からの「準備が必要」というサインです。

安心して動き続けるために、一度体の状態を確認することには大きな意味があります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月15日
ヘルストロンはいつ効果が出る?何回で実感できる?

「ヘルストロンって何回くらいで効果が出ますか?」

初めて利用される患者さんから、よくいただく質問です。

ヘルストロンは血流改善を目的とした電位治療ですが、

薬のように「1回で劇的に効く」というタイプの治療ではありません。

今回は

・効果を感じるまでの回数

・どれくらい通えばよいか

・効果が出やすい人の特徴

について医療機関の視点から解説します。

 


 

 

ヘルストロンとは

ヘルストロンは高電圧電界を利用した治療機器です。

体全体が電界の中に入ることで、血流改善などが期待されます。

当院では

医療用(最大30000ボルト)の機器を使用しています。

 


 

 

何回で効果を感じる?

結論から言うと、1回で変化を感じる方もいれば、数回で徐々に変わる方もいます。

これは症状や体の状態によって異なります。


 

よくあるパターン

 

実際の診療では、次のようなケースが多いです。

① 1回で「なんとなく楽」

  • ・体が軽くなる
  • ・温かく感じる
  • ・リラックスする

といった変化を感じる方もいます。ヘルストロンを利用した日はよく眠れたという声は良く聞きます。

 

② 3〜5回で変化を実感

  • ・肩こりが軽くなる
  • ・頭痛が減る
  • ・眠りやすくなる

などの変化を感じる方が多いゾーンです。

 

③ 継続で安定する

  • ・調子が良い状態が続く
  • ・症状が出にくくなる

という形で、体調管理として利用される方もいます。


 

なぜ継続が必要?

ヘルストロンは

血流や体のバランスに働きかける治療です。

そのため、慢性的な症状や長期間続いている肩こりの場合は

ある程度の継続が必要になることが多いです。

 


 

 

効果を感じやすい人

次のような方は変化を感じやすい傾向があります。

  • ・慢性的な肩こり
  • ・血流が悪い
  • ・冷えやすい
  • ・疲れやすい

逆に

  • ・急性の強い痛み
  • ・外傷

などの場合は、別の治療が優先されます。


 

当院での利用目安

当院では

  • 初期:週2〜3回
  • 安定後:週1〜2回

で利用される方が多いです。中には毎日利用される方もおられます。1回の利用時間は、約15分程度です。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく、医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに座って、午後の診療に備えたりしています。短時間で利用できるため、継続しやすい治療機器です。


 

当院での利用について

当院ではヘルストロンを4台設置しています。

保険診療の物理療法として再診の方は、3割負担で300円程度で利用可能です。

時間帯によっては、すべて使用中になることもあります。


 

まとめ

ヘルストロンは

  • ・1回で変化を感じる方もいる
  • ・3〜5回で実感するケースが多い
  • ・継続で安定する

という特徴があります。

慢性的な肩こりや体調不良が気になる方は、お気軽にご相談ください。

2026年04月13日
ヘルストロンと電気治療の違いは?整形外科医がわかりやすく解説

「ヘルストロンと電気治療って何が違うんですか?」

整形外科でよくいただく質問の一つです。

リハビリ室には

  • 電気治療(低周波・干渉波)
  • ヘルストロン

など、似たように見える機械があります。

しかし実際には、作用の仕組みが大きく異なります。

今回は

・電気治療とは何か

・ヘルストロンとの違い

・どちらが向いているのか

を医療機関の視点から解説します。

 


 

 

電気治療とは?

 

一般的に「電気治療」と呼ばれるものは

  • 低周波治療
  • 干渉波治療

などを指します。

これらは、電極を体に貼り、筋肉や神経に直接刺激を与える治療です。

特徴としては

  • ・ピリピリとした刺激がある
  • ・筋肉を動かす作用がある
  • ・痛みの軽減を目的とする

主に

  • ・腰痛
  • ・首の痛み
  • ・筋肉の張り

などに使用されます。


 

ヘルストロンとは?

 

ヘルストロンは、電位治療(高電圧電界治療)と呼ばれる治療です。

椅子に座ることで体全体が電界に包まれ、全身に作用するのが特徴です。イメージとしては電気をまとうようなイメージですね。

個人的には、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人がまとっているオーラみたいなものと考えています(笑)。

当院で使用しているのは、医療用(最大30000ボルト)の機器です。


 

ヘルストロンと電気治療の違い

わかりやすくまとめると次の通りです。

電気治療

  • ・局所に作用(貼った場所)
  • ・筋肉や神経に直接刺激
  • ・即効性を感じやすい

ヘルストロン

  • ・全身に作用
  • ・血流改善を目的
  • ・刺激がほとんどない

 

どちらがいいのか?

 

結論としては、症状によって使い分けます。

電気治療が向いているケース

  • ・痛みが強い
  • ・特定の部位がつらい
  • ・急性期の症状

ヘルストロンが向いているケース

  • ・慢性的な肩こり
  • ・頭痛
  • ・冷え
  • ・体調管理

 

実際の使い分け(当院)

当院では

  • 電気治療
  • ヘルストロン

組み合わせて使用することもあります。

例えば

  • 電気治療 → 痛みを和らげる
  • ヘルストロン → 血流改善

というように役割を分けて使うケースもあります。


 

スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく

医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに15〜20分程度座って

午後の診療に備えることもあります。

刺激が少なく、短時間で利用できるため

体調管理として取り入れやすいのが特徴です。


 

当院での利用について

当院ではヘルストロンを4台設置しています。

1回の利用時間は約15分程度です。

保険診療の物理療法として再診の方は、3割負担で300円程度で利用できます。


 

まとめ

ヘルストロンと電気治療は、似ているようで全く違う治療です。

  • 電気治療 → 局所の痛み
  • ヘルストロン → 全身の血流

症状によって使い分けることで、より効果的な治療につながります。

気になる方は診察時にご相談ください。

2026年04月11日
春にやりがちな「運動量の増やしすぎ」

その違和感、放っておいて大丈夫?

― 調子が上がる時期ほど注意したいこと ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は、気温も上がり、
「体が動きやすくなってきた」と感じる方が増える時期です。

その一方で、スポーツをしている大人の方から、
こんな声もよく聞きます。

「調子が良いと思って距離を増やしたら張ってきた」
「久しぶりに強度を上げたら違和感が取れなくて」

春は、ケガが増えやすい時期でもあります。


よくある具体例

「いけそうだと思って、少しずつ無理を重ねていた」

  • ・冬より運動頻度を増やした
  • ・距離・時間・強度を同時に上げた
  • ・疲労が残っていても「動けるから大丈夫」と続けた

最初は問題なくても、
数週間後に張りや痛みとして表に出てくることがあります。


春は“回復が追いついていない”ことが多い

体が動きやすく感じる一方で、

  • ・筋力・柔軟性は冬仕様のまま
  • ・回復のリズムが整っていない
  • ・無意識にフォームが崩れている

ということは少なくありません。

この状態で負荷を上げると、
不調が固定化しやすくなります。


リハビリで確認するポイント

  • ・疲れがたまった時の動き
  • ・左右差
  • ・股関節・体幹の使い方

多くの場合、「使いすぎ」より「使い方」が原因になっています。


回復もトレーニングの一部

調子がいい時期ほど、

  • ・回復の時間を確保する
  • ・動きを整える
  • ・疲労を溜め切らない

という視点が重要です。

症状や状況によっては、自費診療にはなりますが、回復を補助する選択肢の一つとして酸素ボックスの活用をお勧めするケースもあります。


まとめ

春の違和感は、「まだ大丈夫」ではなく「今なら整えられる」サインです。

完全に止まる前に、一度体の状態を整理しておくことで、その後のパフォーマンスが大きく変わります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月08日
新入部・新学年で増えるケガ ~保護者が一番迷いやすい「最初の判断ポイント」

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

4月は、新学年のスタートにより、部活動の雰囲気や練習内容が大きく変わる時期です。この時期、保護者の方から特に多い相談があります。

「急に練習がきつくなったみたいで…」
「前は平気だったのに、最近痛いと言い始めました」

実は4月は、ケガが“本格化する前のサイン”が最も出やすい月でもあります。

 

よくある具体例

「新入部で張り切りすぎてしまった」

例えば、こんなケースがあります。

  • 新しい部活に入り、練習時間が急増
  • 周囲に遅れないよう、無理をしてしまう
  • 数週間で膝や足首、腰に違和感が出てくる

本人は、

「みんなやっているから」
「ここで休むと置いていかれそう」

と我慢してしまい、保護者も判断に迷ってしまいます。

 

新学年は「体も環境も変わる」

4月は、

  • ・学年が上がる
  • ・指導者が変わる
  • ・練習内容が一段階レベルアップする

といった変化が重なります。

成長期の体にとっては、負担が一気に増えるタイミングです。

 

見逃さないでほしい初期サイン

次のような変化があれば、少し立ち止まって考えてみてください。

  • ・同じ場所の痛みが続いている
  • ・練習後だけでなく翌日にも残る
  • ・動きが散漫になってきた

これらは、「頑張りどき」ではなく「調整どき」のサインかもしれません。

 

受診・リハビリで整理できること

この段階で体の状態を確認すると、

・今の練習が体に合っているか

  • ・続けてよい動き・控えた方がよい動き
  • ・リハビリで補える部分

を整理できます。結果として、「完全に休ませずに済んだ」
「早く元のペースに戻れた」というケースも少なくありません。

 

まとめ:4月は「無理をさせない勇気」が大切

新入部・新学年は、お子さんにとって大きな挑戦の時期です。

だからこそ、「このまま続けて大丈夫か」という視点を、一度立ち止まって持ってみてください。

早めの確認が、1年を良い形でスタートさせる助けになります。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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2026年04月01日
ヘルストロンは肩こりに効く?整形外科医が解説|血流改善との関係

「ヘルストロンは肩こりに効きますか?」

診察でもよくいただく質問です。

肩こりは非常に多い症状ですが、原因がさまざまで、治療も一つではありません。

ヘルストロンは電位治療(高電圧電界治療)と呼ばれる方法で、血流改善などを目的に使用される医療機器です。

今回は

・肩こりの原因

・ヘルストロンが向いている肩こり

・実際の使われ方

について整形外科医の視点から解説します。

 


 

肩こりの主な原因

肩こりは一つの原因で起こるわけではありません。

主な原因は

  • ・筋肉の緊張
  • ・血流の低下
  • ・姿勢不良(猫背・スマホ首)
  • ・長時間の同じ姿勢

特に多いのが、血流が悪くなっているタイプの肩こりです。

筋肉が緊張し、血流が低下すると

  • ・重だるさ
  • ・張り
  • ・頭痛

といった症状が出やすくなります。

 


 

ヘルストロンはなぜ肩こりに使われる?

ヘルストロンは高電圧の電界を体にかけることで、血流改善が期待される治療機器です。

当院で使用しているのは、医療用ヘルストロン(最大30000ボルト)です。

この電圧によって広い範囲に電界が作られ、

体全体に作用するのが特徴です。

そのため、血流低下が関与する肩こりに対して利用されることがあります。


ヘルストロンが向いている肩こり

すべての肩こりに有効というわけではありません。

特に向いているのは次のタイプです。


慢性的な肩こり

長期間続いている肩こりは

血流低下が関係していることが多く、利用されることがあります。


デスクワーク・スマホによる肩こり

同じ姿勢が続くことで筋肉が緊張し、

血流が悪くなるタイプです。


頭痛を伴う肩こり

首や肩のこりが原因で頭痛が出る場合、症状が軽くなることがあります。


向いていないケース

一方で、次のような場合は別の治療が必要です。

  • ・急性の強い痛み
  • ・外傷(打撲・捻挫)
  • ・神経症状が強い場合

症状に応じて適切な治療を選ぶことが重要です。


実際の患者さんの使い方

当院では

  • ・リハビリと併用
  • ・待ち時間に利用
  • ・定期的な体調管理

として利用される方が多いです。

特に、慢性的な肩こりの方が継続して利用されるケースが目立ちます。


スタッフも利用しています

当院では患者さんだけでなく、医療スタッフもヘルストロンを利用しています。

昼休みに15〜20分程度座って、午後の診療に備えることもあります。

短時間で利用できるため、日常的な体調管理として取り入れやすいのが特徴です。


当院での利用について

当院ではヘルストロンを

4台設置しています。

1回の利用時間は約15分です。

保険診療の物理療法として利用できるため

再診の方の場合、3割負担で300円程度で利用可能です。


まとめ

ヘルストロンは

  • ・血流改善を目的とした治療機器
  • ・慢性的な肩こりに利用されることが多い
  • ・医療用は30000ボルトの電圧

という特徴があります。

肩こりの原因によって向き不向きがありますので、気になる方は診察時にご相談ください。

2026年03月31日