9月になってから体調を崩しやすい理由 「夏を乗り切ったあと」に注意したい体の変化 ― 転倒・脱水・体力低下を防ぐために ―

9月になってから体調を崩しやすい理由 「夏を乗り切ったあと」に注意したい体の変化 ― 転倒・脱水・体力低下を防ぐために ― かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

9月に入っても、
ここ数年は暑さがなかなか和らぎません。

高齢者の方からは、
「夏は何とか過ごせたけど、9月に入ってから調子が悪い」
「最近、急に疲れやすくなった」
といった声をよく聞くようになります。

実は9月は、夏の間に溜まった負担が、体の不調として表に出やすい月です。

9月は「体力が戻る前に、疲れが出る」

7月・8月は、

  • 暑さを避けて外出を控える
  • 家の中で過ごす時間が増える
  • 動く量が自然と減る

という生活になりやすい時期でした。

9月になると、

  • 少し外に出てみよう
  • 動けそうな気がする

と感じる一方で、体力そのものはまだ戻っていないことが多くあります。

この「感覚と体力のズレ」が、不調や転倒につながりやすくなります。

転倒が増えやすい9月の背景

9月に転倒が増えやすい理由には、

  • 下肢筋力の低下
  • バランス能力の低下
  • 疲れやすさ

があります。

特に、

  • 立ち上がり
  • 方向転換
  • ちょっとした段差

で、「いつもなら大丈夫な場面」でつまずくことが増えます。

脱水は9月も続いています

「真夏が終わったから大丈夫」と思われがちですが、

  • 9月も暑い日が多い
  • 喉の渇きを感じにくい
  • 水分摂取量が戻らない

といった理由から、9月も脱水状態が続いている方は少なくありません。

脱水は、

  • ふらつき
  • 立ちくらみ
  • 判断力の低下

を招き、転倒リスクをさらに高めます。

「夏を越えた体」は想像以上に疲れています

夏の間、

  • 大きな病気やケガはなかった
  • 何とか日常生活は送れていた

という方でも、体の中では、

  • 筋力低下
  • 持久力低下
  • 回復力の低下

が静かに進んでいることがあります。

9月の不調は、決して突然起きたものではありません。

9月は「体の状態を確認する月」

この時期に大切なのは、
「もう少し様子を見る」
ではなく、
「今の体の状態を一度確認する」
という視点です。

  • 歩き方
  • 立ち上がり動作
  • バランス
  • 疲れやすさ

をチェックすることで、この先の転倒・骨折リスクを減らすことができます。

無理のない通院スタイルで続ける

9月は、

  • まだ暑い
  • 体力が戻りきらない

という状況のため、

  • 毎回しっかり運動するのはつらい

という方も多くいらっしゃいます。

そのため、

といった通院スタイルを選ばれる方も少なくありません。

「今日は軽めに整える」という選択肢があることで、通院を続けやすくなります。

骨折を防ぐために今できること

転倒時に大きな問題となるのが、骨折です。

その背景には、骨粗鬆症が関係していることも多くあります。

骨粗鬆症は、

  • 痛みがない
  • 自覚症状が乏しい

まま進行することもあるため、早めに状態を確認しておく(検診)ことが大切です。

まとめ:9月は「立て直しの入口」

9月は、

  • 夏を何とか乗り切った体に
  • 結果が出始める月

です。

  • 転ばない
  • 体調を崩さない
  • 秋以降を元気に過ごす

そのために、今の体を一度整えておくことが、とても大切な意味を持ちます。

無理をせず、でも放置もしない。
9月は、体を立て直すスタートの月として考えてみてください。


文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室


2026年09月16日