「疲れが抜けないままのケガ」 ― 子どもだけでなく、保護者も消耗する7月 ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

7月に入ると、夏休み、合宿、試合や大会の連続など、部活動の活動量が一気に増えてきます。

ここ数年は特に、7月とは思えない暑さが続くことも多く、

「例年よりしんどそう」
「疲れが取れないまま次の予定が来る」

と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

よくある具体例

「合宿は乗り切ったけど、その後に痛みが出た」

例えば、こんなケースがあります。

  • ・合宿中は何とかやり切った
  • ・試合も続けて出場した
  • ・帰宅後から、膝や足首、腰の痛みを訴え始めた

本人は、「合宿だから仕方ない」「みんなも疲れている」

と我慢しがちです。

しかし、疲労が抜けきらないまま動き続けることで、
ケガにつながることも少なくありません。

暑さは「疲れの感覚」を狂わせます

強い暑さの中では、

  • ・疲れていることに気づきにくい
  • ・集中力が落ちる
  • ・動きが雑になる

といった変化が起こりやすくなります。

その結果、

  • ・ひねる
  • ・つまずく
  • ・無理なフォームになる

など、ケガのリスクが高まります。

7月は「回復する時間」が足りなくなりやすい

7月は予定が詰まりやすく、試合 → 練習 → 合宿

  • 休む間もなく次の予定という流れになりがちです。

この時期に大切なのは、「どれだけ頑張ったか」より「どれだけ回復できているか」という点です。

保護者の方も、実は消耗しています

7月は、

・早朝の送迎

  • ・炎天下での応援
  • ・生活リズムの乱れ

などで、保護者の方自身も夏バテしやすい時期です。

保護者の方が疲れていると、お子さんの小さな変化に気づきにくい、判断が後手に回りやすいということも起こりがちです。

「様子見」を続ける前にできること

  • ・同じ場所の違和感が続いている
  • ・動きがいつもと違う
  • ・疲れが抜けない状態が続いている

こうしたサインがあれば、
一度体の状態を整理することで、その後の対応がしやすくなります。

当院受診をされている方は、しっかり運動器リハビリを行う日

  • 合宿後など、体調が落ちている時は、物理療法のみで体を整える日

と、通院内容を調整されるご家庭も少なくありません。

 

まとめ:7月は「頑張る月」ではなく「整える月」

夏休み・合宿・試合が重なる7月は、

「気合で乗り切る月」

ではなく、「疲れを残さず整える月」と考えていただきたい時期です。

子どもが安心して夏を乗り切るためには、保護者の方のコンディションも含めて、無理のない判断がとても大切になります。

――――――――――――――――――
文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
――――――――――――――――――

 

2026年07月01日