外出が増える5月に注意したい 転倒の“前ぶれサイン” ― 今は元気な方にこそ知ってほしいこと ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

5月は気候も良くなり、買い物、散歩、外出の機会が増える時期です。

その一方で、この時期に増えるのが「転びそうになった」「つまずきやすくなった」というご相談です。

よくある具体例

「転んではいないけど、不安になってきた」

例えば、こんな声をよく聞きます。

「最近、段差でヒヤッとすることが増えて」
「歩くのが遅くなった気がする」

転倒はしていなくても、体はすでにサインを出していることがあります。

転倒は突然起きるわけではありません。転倒には、前ぶれがあります。

  • ・足が上がりにくい
  • ・歩幅が小さくなった
  • ・方向転換でふらつく
  • ・立ち上がりに時間がかかる

これらは、筋力・バランス・柔軟性が少しずつ低下しているサインです。

 

「まだ大丈夫」が一番もったいない

多くの方が、「今はまだ転んでいないから大丈夫」と考えます。

しかし、転倒予防は“転ぶ前”が一番効果的です。

この段階で体を整えておくことで、

  • ・転倒リスクを下げる
  • ・外出への不安を減らす
  • ・動く習慣を続けやすくする

ことができます。

 

リハビリの通い方は一つではありません

高齢者の方の場合、週2〜3日は
運動器リハビリ(理学療法士による施術)で
動きやバランスをしっかり整える

  • 体調や疲労に応じて、物理療法のみの日を組み合わせる

という通院スタイルを取られる方も多くいらっしゃいます。

毎回頑張りすぎず、体を休めながら整える日を挟むことで、通院を無理なく続けやすくなります。

物理療法の役割

物理療法は、

  • ・血流を促す
  • ・こわばりを和らげる
  • ・動き出しを楽にする

といった目的で行います。

「今日は少し疲れている」
「動く自信がない」

そんな日でも、体を整える手段として有効な選択肢になります。

まとめ:続けられる形が、一番の予防

転倒予防で大切なのは、一度頑張ることではなく続けられる形を作ることです。

運動器リハビリと物理療法をうまく組み合わせることで、無理なく通院を続け、安心して外出できる体を保つことができます。

――――――――――――――――――
文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
――――――――――――――――――

2026年05月20日