本当に多い足関節トラブル
「段差で少しひねっただけなのに、なかなか治らない」
「運動中だけでなく、普段の生活でも足首をよく捻る」
足関節のケガは、スポーツをする人だけの問題ではありません。
・通勤中の段差
・雨の日の路面
・家の中のちょっとしたつまずき
年齢・性別を問わず、非常に多いケガの一つです。
足関節はなぜ捻りやすいのか
足首(足関節)は、
・体重を支える
・不安定な地面に適応する
・瞬時にバランスを取る
という役割を担っています。そのため、少しのバランス崩れでも負荷が集中しやすい関節です。
「また捻る人」に多い原因
① 靱帯が十分に治りきっていない
足関節捻挫では、外くるぶし周囲の靱帯が損傷することが多く、
・痛みが引いた
・歩けるようになった
段階で、治ったと判断してしまうケースが非常に多いです。
👉 靱帯の回復は、痛みが引いてからも続いています。
② 関節の不安定性が残っている
捻挫後、
・ぐらつく感じがある
・踏み外しやすい
場合、慢性足関節不安定症と呼ばれる状態になっていることがあります。
これは、
・靱帯
・筋力
・バランス感覚
の回復が不十分なまま使っていることが原因です。
③ 骨折・骨挫傷が隠れている
捻挫と思われがちな足首のケガの中には、
・剥離骨折
・骨挫傷
が含まれていることもあります。
👉 初回のレントゲンで分かりにくいケースもあるため、
痛みが長引く場合は再評価が重要です。
④ 日常動作・靴の影響
スポーツをしていなくても、
・かかとの高い靴
・底の柔らかすぎる靴
・室内での素足歩行
などが、足首の不安定さを助長することがあります。
整形外科での診断の考え方
診察で重視するポイント
・どの方向に捻ったか
・腫れ・圧痛の場所
・関節の安定性
・歩行や片脚立ちの状態
👉 「単なる捻挫か」「治りきっていない捻挫か」
ここを整理します。
検査が必要になるケース
・レントゲン検査
・骨折・剥離骨折の有無
を確認します。
追加検査を考えるケース
・痛みが長く続く
・捻り返しを繰り返す
・不安定感が強い
この場合、MRIなどの追加評価を検討します。
治療のポイントは「再発予防」
・急性期
・適切な固定
・炎症・腫れのコントロール
回復期〜予防期
・可動域の回復
・筋力・バランス訓練
・動作の見直し
👉 リハビリは「治す」だけでなく「繰り返さないため」に重要です。
受診を考えたいサイン
・捻挫を何度も繰り返している
・少しの段差で不安になる
・痛みが長引いている
・スポーツ復帰や日常生活が不安
こうした場合は、一度きちんと評価する価値があります。
最後に
足関節のケガは、
・スポーツ
・日常生活
・年齢・性別
を問いません。「また捻った」を繰り返さないためには、
その場しのぎで終わらせないことが大切です。
気になる症状があれば、整形外科でご相談ください。