新学年・部活再開前に知っておきたい 成長期のケガと「初期対応」の考え方

新学年・部活再開前に知っておきたい 成長期のケガと「初期対応」の考え方

 

― 迷った時に、保護者が持っておきたい判断軸 ―

 

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

3月は、新学年や新シーズンを前に、
部活動の内容や練習量が大きく変わる時期です。

この時期、保護者の方から特に多くなる相談があります。

「最近、練習後に痛いと言うことが増えてきて…」
「新学年が始まる前に、どう対応したらいいのか分からなくて」

実は3月は、
大きなケガにつながる“入口”になりやすい時期でもあります。

 

よくある具体例

「年度末は乗り切れたけど、春に一気に悪化した」

例えば、こんなケースがあります。

  • ・冬の間は我慢しながら練習できていた
  • ・学年が変わり、練習量や強度が一気に上がった
  • ・数週間で痛みが強くなり、思うように動けなくなった

保護者としては、

「今までできていたから大丈夫だと思っていた」
「もう少し様子を見れば落ち着くかと思っていた」

と感じることが多いのですが、体の中では負担が蓄積していたというケースが少なくありません。

成長期の体は「変化の途中」

成長期の体では、

  • ・骨の成長が先に進む
  • ・筋肉や腱が追いつきにくい
  • ・動きのコントロールがまだ安定していない

という状態が起こります。

そのため、学年が変わる・練習量が変わるといった環境変化が、
一気に痛みとして表に出ることがあります。

「体力がある」「走れている」という事実だけでは、
負担の大きさは判断できません。

初期対応で差がつくポイント

この時期に特に大切なのが、
痛みが出始めた“最初の対応”です。

次のような場合は、
少し立ち止まって考えるべきタイミングです。

  • ・同じ場所の痛みが数日続いている
  • ・練習を休むと楽だが、再開するとすぐ痛む
  • ・動きやフォームが以前と変わってきた
  • ・本人が「不安」「怖い」と言い始めた

これらは、「もう少し様子見」を続けることで
長引きやすくなるサインでもあります。

「様子見」と「放置」は違います

様子を見ること自体が悪いわけではありません。
ただし重要なのは、

  • ・本当に良くなっているのか
  • ・同じ動作で繰り返し痛んでいないか
  • ・無意識にかばう動きが出ていないか

意識して観察することです。

 

何となく様子を見るのではなく、変化を確認する視点を持つことで、判断しやすくなります。

受診・リハビリで何が整理できるのか?この段階で受診・リハビリを行うと、

  • ・痛みの原因がどこにあるか
  • ・成長によるものか、負担のかかり方によるものか
  • ・今は続けてよい練習内容一時的に控えた方がよい動作

を整理することができます。

 

実際に保護者の方からは、

「全部休ませなくていいと分かって安心しました」
「今の体に合った対応が分かりました」

という声を多くいただきます。

 

受診やリハビリは、止めるためではなく、続けるための準備でもあります。

新学年を良い状態で迎えるために

3月は、痛みが軽いうちに対応できる

  • 新シーズン前に動きを整えられる

という意味で、とても大切な時期です。

ここで無理を重ねてしまうと、春以降に長期離脱につながることもあります。

 

まとめ:迷った時は「今後も続けられるか」で考える

新学年・新シーズンを前にした痛みは、

「この状態で、この先も続けられるか」

という視点で考えてみてください。

少しでも不安があれば、
一度体の状態を整理することで、
その後の判断がずっと楽になります。

 

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室

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〒814-0003 福岡市早良区城西3丁目22-20 AP L-tage西新 3F

アクセス
地下鉄「西新駅」より徒歩約4分/西鉄バス「脇山口」より徒歩約2分

※婦人科は女性専門医が診察にあたります。

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2026年03月04日