膝が痛い人ほどやってしまいがちなNG動作~リハビリ室より~

膝が痛い人ほどやってしまいがちなNG動作

― 理学療法士が現場でよく見るポイント ―

こんにちは。
かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。

リハビリの現場で、膝の痛みを訴える患者さんからよく聞くのが、

「特別なことはしてないんですけどね…」
「年齢のせいでしょうか?」

という言葉です。

ですが実際には、
**日常生活の中で“無意識に膝へ負担をかけている動作”**が原因になっていることが少なくありません。

今回は、膝が痛い方に特に多い
**「やってしまいがちなNG動作」**について、理学療法士の視点でお話しします。

よくあるNG① 立ち上がる時に勢い任せ

椅子やソファから立ち上がる際に、

  • 反動をつける
  • 膝だけで体を持ち上げる
  • 体が前に倒れないまま立とうとする

こうした動作をしている方は要注意です。

この立ち上がり方では、
太もも前の筋肉と膝関節に強い負担がかかります。

リハビリでは、

  • 足の位置
  • 体を前に倒す角度
  • 体重のかけ方

を確認しながら、膝にやさしい立ち上がり方を練習します。

よくあるNG② 階段で「痛くない方」ばかり使う

膝が痛いと、どうしても

  • 上る時:痛くない脚から
  • 下りる時:手すりに体重を預ける

といった動作になりがちです。

これは一時的には楽ですが、
左右の筋力差や動きのクセが強くなり、
結果的に回復を遅らせてしまうことがあります。

理学療法士は、

  • どのタイミングで痛みが出るか
  • どちらの脚がどれだけ使えているか

を見ながら、安全な範囲での使い方を調整していきます。

よくあるNG③ 「痛い=動かさない」が続いてしまう

痛みがあると、

「動かさない方がいいですよね?」

と聞かれることがよくあります。

確かに、痛みが強い時期は安静が必要なこともあります
しかし、動かさない期間が長くなると、

  • 筋力低下
  • 関節の動きの硬さ

につながることもあります。

  • 今は休む時期か
  • 少しずつ動かした方がいい時期か

を医師の診断と連携しながら判断します。

リハビリでは何をしているの?

膝のリハビリは、
単に「膝だけ」を見ているわけではありません。

  • 股関節や足首の動き
  • 体の使い方のクセ
  • 生活動作や仕事動作の注意点

こうした点も含めて評価します。

痛みが強い場合には、
電気治療などの物理療法で痛みを和らげてから運動に入ることもあります。

「今の状態に合った順番」で進めることが大切です。

まとめ(受診・相談への導線)

膝の痛みは、
年齢だけが原因とは限りません。

日常のちょっとした動作やクセが、
知らないうちに負担を積み重ねていることも多くあります。

「これくらいで受診していいのかな?」
「リハビリって何をするんだろう?」

そんな段階でも構いません。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室

所在地
〒814-0003 福岡市早良区城西3丁目22-20 AP L-tage西新 3F

アクセス
地下鉄「西新駅」より徒歩約4分/西鉄バス「脇山口」より徒歩約2分

※婦人科は女性専門医が診察にあたります。

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2026年01月28日