酸素ボックス(酸素カプセル)とは ~溶解型酸素という仕組み~
私たちが普段呼吸で取り込む酸素は、そのほとんどが血液中のヘモグロビンに結合して体中へ運ばれます。これを「ヘモグロビン結合型酸素」 といいます。一方、血液には酸素が「そのまま溶け込んでいる状態」でも存在しており、これを「溶解型酸素」 と呼びます。通常の大気圧下では、溶解型酸素はごくわずかしか存在しません。しかし、酸素ボックスの中では大気圧より高い圧力(例:1.2~2.5気圧)と高い酸素濃度を利用するため、血液中により多くの酸素が溶け込むことができます。
つまり酸素ボックスのメリットは、酸素を「赤血球だけでなく血漿にも運ばせる」ことで、普段は酸素が届きにくい微小血管や疲労部位に酸素を供給できるという点にあります。この溶解型酸素の増加が、疲労回復やケガの治癒を助けるメカニズムのひとつと考えられています。
当院の酸素ボックスは、1.3気圧の軽度高気圧酸素に該当し、比較的手軽に利用できて酸素中毒などのリスクもなく安全に行うことができます。
酸素ボックス(酸素カプセル)の特徴と効果
疲労回復
疲労の一因としてよく挙げられるのが「乳酸」です。運動強度が高まると筋肉内でエネルギー代謝が切り替わり、乳酸が産生されます。乳酸そのものが悪者というわけではありませんが、濃度が高くなると筋肉の働きを制限し、「重だるさ」や「動かない感覚」として現れます。
酸素ボックスでの軽度高気圧酸素療法を運動前後に行うことで、乳酸濃度低下や疲労感の軽減が期待できると言われています。「体が楽になった」「翌日が軽い」という感覚的な回復を実感しやすいというのも特徴です。
ケガや炎症の回復を助ける
酸素ボックスは、筋肉痛や腱・靭帯の炎症、疲労骨折などのケガの回復にも役立ちます。高気圧酸素療法により酸素供給が増え、組織の修復に必要なエネルギー(ATP)産生が高まるからです。炎症や腫れを抑え、血流を改善する作用があり、軟部組織の回復を早める可能性が報告されています。疲労骨折に関してはまだ限定的な研究ですが、骨の治癒促進効果を示すデータも出てきています。プロアスリートも遠征時や大会前後に使用している事例も数多く報告されています。
肩こり、眼精疲労の改善
酸素ボックスを利用することにより毛細血管まで溶解型酸素が届くので、酸素をからだ全体に供給し、代謝が向上します。そのため、血流が改善され、肩こりや腰痛などの症状が緩和される効果が期待できます。
集中力の向上
脳へ十分な酸素が供給されると、脳の活動が活発になり、集中力の向上が期待できます。また、認知症予防にもつながるとされています。
美肌効果
酸素が全身に行き渡ることで、新陳代謝が高まり、肌が生まれ変わるサイクルを正常に保ちます。
効果的な利用方法
圧がかかるまで6分程度、減圧に5分程度要し、お時間がかかります。
事前にトイレは済ませてお入りください。
- 頻度:週1~2回(定期的に使う方が効果的)
- 時間:30~60分
- タイミング:長距離走やインターバルなど高強度練習の直後、または大会後
目的別の活用法
おもに試合の翌日や、合宿などのハードな練習後にリカバリーとして使用するのがいいでしょう。また、パフォーマンス向上を期待して、溶解型酸素の恩恵を期待するのであれば、大切な試合前などに体の中に溶解型酸素をため込んでおくのもおすすめです。
- 疲労回復を期待する場合:運動直後に使用
- ケガの回復を期待する場合:炎症がある時期に継続的に使用
- コンディショニングを整える:大会や記録会前後に使用
ご利用上の注意点
酸素ボックスは「魔法の治療」ではなく、あくまで 科学的根拠のある補助的リカバリー手段として正しく使うことがポイントです。
酸素ボックス内での飲食はご遠慮ください。
- 単回利用の効果は一時的:継続的な利用が推奨されます。
- 誰にでも万能ではない:持病や耳鼻のトラブルがある場合には使用できないケースがあります。
- 高すぎる圧力はリスク:安全性の確保された施設で利用することが重要です。
ご利用いただけない方
- 小学3年生以下(小学4年生以上からご利用できます。)
- ペースメーカが入ってる方
- インスリンを使用している方
- 閉所恐怖症がある方
- 耳抜きができない方
- 風邪など鼻詰まりがある方
料金について
通常価格
2,200円/25分
3,300円/50分
5,500円/80分
学割
1,500円/25分
※学割の対象は小学4年生~大学生です。
※大学生は学生証を掲示してください。
予約について
酸素ボックスのご予約は、お電話(TEL:
092-834-8740)のみで受け付けております。ご予約のうえご来院ください。