
こんにちは。かなざわ整形外科・婦人科リハビリ室です。
10月に入り、朝夕は涼しくなりました。それにもかかわらず、女性の方からは、「涼しくなったのに、体が軽くならない」「むくみやだるさがまだ残っている」「なんとなく調子が戻らない」といった声を多く聞くようになります。実は10月は、体調が“回復に向かう月”ではなく、不調が表に出やすい月でもあります。
7〜9月は、強い暑さ、冷房の影響、睡眠の質の低下などにより、体は知らないうちに消耗しています。多くの方は、「夏は何とか乗り切った」と感じていますが、実際には、疲労が抜けきらないまま秋に入っているケースが少なくありません。
10月は、朝夕は冷える、日中は暖かい、日ごとの気温差が大きいという特徴があります。この寒暖差は、血流の低下、自律神経の乱れ、体のこわばりを引き起こしやすく、むくみ・だるさ・痛みにつながります。
10月になると、冷房は使っていない、それでも脚が冷える、夜になると体が重いと感じる方が増えてきます。これは、夏の冷房による冷えが残っている、筋肉の動きが戻っていないことが関係している場合もあります。
更年期の時期は、体温調整がうまくいかない、疲れが抜けにくい、むくみやすいといった変化が起こりやすくなります。そこに、夏の疲労、気温差が重なることで、「理由ははっきりしないけどつらい」という状態になりやすくなります。更年期との付き合い方について詳しくは、更年期と上手に付き合うためにもあわせてご覧ください。
※体調の感じ方には個人差があります。症状が長引く場合や気になることがある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。
10月は、生活リズムが整ってきた、無理はしていないと感じていても、体の巡りが悪い、こわばりが残っていると、回復しきらない状態が続くことがあります。この状態では、むくみ、肩こり、腰の重だるさが長引きやすくなります。
リハビリ室では、姿勢、体の使い方、呼吸、血流や緊張の偏りといった点も含めて、なぜ不調が続いているのかを確認します。実際に、「全身を整えてもらって楽になった」「原因が一つじゃないと分かって安心した」という声も多く聞かれます。当院ではヘルストロン(電位治療器)も体調管理の選択肢としてご案内しています。
10月は、仕事・家庭・行事が重なり、自分のケアが後回しになりやすい時期です。そのため、しっかり運動器リハビリを行う日、体調や予定に合わせて物理療法のみで体を整える日を使い分けて通院される方もいらっしゃいます。「今日は軽めに整える」という選択肢があることで、不調を長引かせにくくなります。
更年期治療として、プラセンタ注射で通院されている方が、注射の前後にリハビリや物理療法を受けて帰られるというケースも、10月は少なくありません。体調が揺らぎやすい時期だからこそ、無理のない形で整えることが大切です。
10月は、秋だから楽になる、夏が終わったから大丈夫と考えがちですが、実際には、体がやっと疲れを表に出す月でもあります。むくみ・だるさ・冷えは、「我慢するもの」ではなく、「体を整えるサイン」かもしれません。無理をせず、でも放置もしない。10月は、冬に向けて体を整える準備期間として、自分の体に一度目を向けてみてください。
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文責:かなざわ整形外科・婦人科 リハビリ室
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