外傷性頚部症候群(むち打ち)について

外傷性頚部症候群(むち打ち)について

― 交通事故後の首の痛み・違和感 ―

外傷性頚部症候群とは、主に交通事故などの衝撃によって首に負担がかかり生じる症状の総称です。
いわゆる「むち打ち」と呼ばれることが多く、
首の痛みだけでなく、肩こり、頭痛、しびれなど、さまざまな症状が現れます。

このような症状はありませんか?

  • ・交通事故後から首が痛い
  • ・首を動かすと違和感や痛みがある
  • ・肩や背中が重だるい
  • ・頭痛や吐き気が出ることがある
  • ・腕や手にしびれを感じる
  • ・事故直後は大丈夫だったが、数日後から症状が出てきた

👉 事故後に少しでも違和感があれば、早めの受診が大切です。

外傷性頚部症候群の原因・病態

交通事故では、追突などの衝撃により、
首が前後に大きく揺さぶられます。

この動きにより、

  • ・首周囲の筋肉・靱帯の損傷
  • ・関節の微細な障害
  • ・神経への刺激

などが起こり、症状が出現します。

※ 骨折などの明らかな異常がなくても、症状が続くことがあります。

検査・診断

  • 問診(事故状況・症状の経過)
  • 視診・触診、可動域評価
  • レントゲン検査
  • 必要に応じてMRI検査

👉 骨折や神経障害の有無を確認することが重要です。

治療について

保存療法が基本です

  • 内服薬・外用薬
  • 痛みが強い場合の注射治療
  • 物理療法

事故後すぐは安静が必要な場合もありますが、長期間動かさないことは回復を遅らせる原因になります。

【重要】外傷性頚部症候群におけるリハビリテーション

外傷性頚部症候群では、痛みの状態に応じた段階的なリハビリが非常に重要です。

当院では、

・炎症の程度を評価したうえでの運動療法

  • ・首・肩・肩甲帯の可動域改善
  • ・筋緊張を和らげるリハビリ
  • ・日常生活・仕事復帰を見据えた指導

を行い、後遺症を残さないことを重視しています。

👉 「痛みがあるから動かさない」ではなく、
👉 安全に動かすことが回復への近道です。

交通事故後の通院について

  • 症状が軽くても受診は可能です
  • 診断書の作成に対応しています
  • リハビリを含めた継続的な通院が可能です

※ 事故後の症状は、我慢せず医師にご相談ください。

よくある質問

  1. 事故から数日たってから痛くなりましたが大丈夫ですか?
    A. はい。外傷性頚部症候群では、遅れて症状が出ることは珍しくありません。
  2. レントゲンで異常がなくても治療できますか?
    A. 可能です。筋肉や靱帯の損傷が原因の場合、リハビリが重要になります。

外傷性頚部症候群(むち打ち)は、早期の診断と適切なリハビリによって、後遺症を防ぐことができる疾患です。

交通事故後に首や肩に違和感がある場合は、
お早めにご相談ください。

2026年03月16日