おはようございます。
婦人科の金沢です。
寒い日が続いていますね。
冷え症でお悩みの女性も増える季節です。衆議院選挙の日は特に寒かったですね。
さて、その日は九州大学で漢方の勉強会があり、参加してきました。
久しぶりの大学病院。とにかく風が強く、雪も舞っていて、研修医1年目の頃、旧病棟と新病棟を行き来しながら、この強い冬の風にあおられていたことを思い出しました。懐かしくもあり、少し身が引き締まる気持ちにもなりました。
勉強会のテーマは「切診(せっしん)」―患者さんに触れて体の状態を診る方法です。
漢方では、体質やその時の状態を「証(しょう)」と呼びます。
この証は時間とともに変化するため、冷え症ひとつとっても、原因やタイプは人それぞれです。
実際、外来でも
・手足が冷える
・お腹が冷える
・生理痛が強い
・冷えとともに疲れやすい
・更年期症状がつらい
といったご相談をよく受けます。
東洋医学には「医食同源」という考え方があります。
寒い地域で育つ食材は体を温める傾向があり、サクランボ・桃・リンゴなどは温性といわれます。
また、人参・レンコン・かぼちゃなど、地中で育つ野菜も体を温めるとされています。
一方で、暖かい地域の食材、例えばミカンなどは体を冷やす性質があるといわれています。
風邪予防にミカンは良いですが、強い冷え症の方は“食べすぎないこと”も一つの工夫です。
ただし――
食事だけで冷え症が改善するとは限りません。
冷えの背景に
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の不調
・貧血
・更年期の変化
が隠れていることもあります。
漢方治療は「その人の体質」に合わせて処方を考えるのが特徴です。
冷え症や体質改善でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ちなみに一緒に参加した院長が「ミカン風呂は温まるのにね…」とつぶやいていました(笑)
体の外から温めるのも大事ですが、内側から整えることも大切ですね。