9月に入り、まだまだ暑い日があるものの、朝晩の涼しい日も増えてきました。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですが、特に多くなるのが「ぎっくり腰」を含む腰痛です。夏の疲れや気温差、冷えなどが重なり、普段は元気な方でも突然腰に痛みを感じることがあります。
また、秋は運動会やスポーツイベントのシーズンでもあります。お子さんの応援や参加で長時間立ったり、かがんだり、走ったりする機会が増えるため、腰への負担が普段より大きくなります。今回は、秋に腰痛が増える原因と予防法、日常生活でできる対策について整形外科の視点から解説します。
気温差による筋肉の硬直
昼は暖かくても朝晩は冷えると、腰まわりの筋肉が硬くなります。硬くなった状態で運動会の準備や応援で長時間立ったり、重い荷物を持つとぎっくり腰を起こしやすくなります。
夏の疲労の蓄積
暑さで体力を消耗した夏は、筋肉や関節の回復力が落ちています。疲労が残ったまま秋に入り、冷えや姿勢の乱れが加わると腰痛リスクが高まります。
運動不足による筋力低下
夏に運動量が減ると腹筋や背筋など体幹の筋力が低下します。運動会でお子さんを抱っこしたり、応援で前かがみになると、腰を支える力が弱くなった状態ではぎっくり腰を起こしやすくなります。
日常姿勢の影響
長時間のデスクワークやスマホの操作、運動会の椅子や座布団での応援姿勢も腰に負担をかけます。普段と違う動きをすることで痛みが出やすくなります。
軽い運動で筋肉をほぐす
運動会前にウォーミングアップとしてストレッチや軽いウォーキングを行うと、腰まわりの血流が改善され、筋肉の硬直を防げます。
正しい姿勢を意識する
長時間座る場合は背筋を伸ばし、足裏は床につけましょう。応援中に前かがみになる場合は、膝を曲げて腰への負担を分散させます。
冷え対策を行う
腰やお腹を温めることで筋肉がゆるみ、血流も改善されます。朝晩の冷え込みが気になる時期は、軽く腰にカイロを貼るだけでも予防効果があります。
体幹の筋力を維持する
腹筋や背筋、骨盤まわりの筋肉を鍛えることで、腰への負担を減らせます。簡単な体操やストレッチを日常に取り入れましょう。
急な腰痛やぎっくり腰の場合は、整形外科での評価が重要です。必要に応じて、レントゲンやMRIで原因を確認し、リハビリや薬物療法で痛みを軽減します。
物理療法(低周波・温熱・牽引など)
リハビリテーション(筋力トレーニング・ストレッチ指導)
薬物療法(痛み止め・湿布など)
慢性腰痛や繰り返すぎっくり腰には、体質や血流の改善を目的とした 漢方治療 も有効です。冷えや疲労を伴う腰痛には、体を温める漢方が特に役立ちます。
院内では、漢方と併せて 酸素ボックス と リポC を活用しています。
酸素ボックスは高濃度酸素で血流を改善し、疲労回復や睡眠の質改善に役立ちます。
リポCは抗酸化作用があり、体の疲れやストレス対策におすすめです。
私自身も日常的に活用しており、運動会の準備や診療で忙しい時期でも元気に過ごすための強い味方になっています。
秋は気温差や冷え、夏の疲れで腰痛やぎっくり腰が増える季節です。特に運動会シーズンは、普段以上に腰への負担がかかります。
セルフケアとしては、ストレッチ・姿勢・体幹筋力の維持・冷え対策が重要です。加えて、整形外科でのリハビリ・物理療法・漢方、そして酸素ボックスやリポCを併用することで、腰への負担を減らし、疲労回復もサポートできます。
運動で痛めた方はもちろん「急な腰痛が心配」「運動会で腰を痛めたくない」という方は、ぜひご相談ください。

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かなざわ整形外科・婦人科
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院長 金沢 正幸
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会リハビリテーション医
日本整形外科学会リウマチ医
日本整形外科学会スポーツ医
日本医師会認定スポーツ医
日本体育協会公認スポーツドクター
※婦人科は女性専門医が診察にあたります。